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フレイル予防研究・事業

研究者紹介

岸本 裕歩(Kishimoto Hiro, Ph
.D)博士(人間環境学)、博士(医学)

九州大学基幹教育院
キャンパスライフ・健康支援センター(兼任)
大学院人間環境学府(兼担)

ごあいさつ
岸本研究室では、持続可能な開発目標(SDGs)に協力し、「誰一人取り残さない健康づくり」を推進しています。フレイル予防に欠かせないのは「自分の状態を知る(フレイルチェック)」です。このフレイルチェックを、できるだけ多くの皆様に受けていただくため、志摩ふれあいにフレイルチェックを無料で受けられる施設を常設しました(ふれあいラボ内)。さらに、この施設に来なくても(来ることができなくても)、普段、皆様が活動している施設や集会所に出張をして、無料でフレイルチェックや健康に関する講話をしいます。ぜひ、サークルや団体のイベントとしてフレイルチェックを活用してください。

2021年9月1日
九州大学基幹教育院 准教授 岸本裕歩

研究概要

人口が減少し続けている我が国では、2030年以降に国民の3人に1人が65歳以上となる未来がまっています。「若い世代が高齢世代を支える国・日本」から「若い世代と高齢世代が、共に社会を支える国・日本」へと、変革しなければならないかもしれません。この変革に重要なテーマは「高齢期に元気な身体と元気な心でいるには?」であると考えています。

 日本全国、様々な自治体が65歳以上の皆様に、地域で元気に楽しく過ごし、また活躍していただく地域づくりに取り組んでいます。糸島市も積極的に取り組んでおり、その取り組みの一環として「フレイル予防事業」に力を入れています。

 

フレイル予防に取り組むには、少なくとも次のような疑問を明らかにしなくてはいけません。

1)地域に住む高齢世代の皆様で、フレイルやその予備軍(プレフレイル)の状態にある皆様が、どの程度いらっしゃるのか?

2)「フレイル」という言葉を周知して、糸島市の皆様にフレイルを身近に感じていただき、無理なく、楽しく、予防に取り組める方法は何か?

3)フレイルやプレフレイルの判定を受けた糸島市の皆様が、この状態の改善に取り組める環境や事業は整備されているのか?

 そこで、九州大学岸本研究室では糸島市と協力して、主にこれら3つの課題に取り組むため、糸島市の中で調査や実証研究、普及・啓発活動を進めています。この取り組みを進めることで、私たちは「3つの【財 たから】」を獲得したいと考えています。

   

「3つの財」を獲得するには、九州大学や糸島市はもちろんのこと、糸島市民の皆様の協力が欠かせません。また、様々な企業が関心を持ち、社会貢献あるいは製品開発を通じて、この取り組みを支えていただくことも、同じくらい必要です。

 この図は、九州大学(学)、糸島市(官)、糸島市民(民)、関連企業(産)が、3つのどの【財】に関わりが深いかを、【財】と繋がる線の太さで表しています。

【公 財】

主に糸島市や市民の皆様にもたらされる財と考えています。糸島市内で展開するフレイル予防のモデル事業は、介護予防等の専門家や最新の研究情報に基づき、「フレイル予防に有効だが、まだ十分に明らかにされていないような手法」を積極的に取り入れます。このような最新の予防法を、市民の皆様は手軽に、安価に、いち早く試していただけます。ぜひ、自身の健康管理・健康づくりの向上に、研究やフレイル予防事業を利用してください。ときには、取り組みをお試しいただいても「効果がない・相性が悪」といった感想を持つかもしれませんが、新しいこと・知らないことにチャレンジして楽しんでくだされば、我々も嬉しいです。さらに、フレイル予防に有効であると科学的に証明できた予防法は、糸島市から世界に発信できる「糸島ブランド」であり、「高齢世代が楽しく元気に過ごす都市・糸島市」の発信に貢献できると考えています。

【知 財】

主に九州大学や関連企業が開発を進めます。市民の皆様にご協力いただき研究に提供くださった健康関連情報をもとに、フレイル予防に有効な教育プログラムを開発しています。また、フレイル予防にとどまらず、健康長寿を目指す全ての方に健康づくり情報を提供するため、知識や健康情報に関する教材や製品による財を獲得します。

【器 財】

主に九州大学が取りまとめ、関連企業や市民の皆様に協力して進めます。関連企業が開発した製品がフレイル予防に役立つかどうかを検証したり、製品をお試しされた市民の皆様から感想をいただいたりしています。


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